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■主人公美嘉の「人生」そのままに
携帯電話のサイトに徐々にアップされていく「ケータイ小説」の中でも特に反響を呼んだ原作をもとに、一人の女性がいちずに人を愛し、成長する姿を切なく描いた映画「恋空」。今夏、「恋するマドリ」、「ワルボロ」と立て続けに映画に出演し、ドラマやCMで大活躍中の新垣結衣が主演することでも話題の同作品。キャンペーンのため来阪した新垣と今井夏木監督に見どころなどを聞いた。(広瀬一雄)
≪平成12年夏。ごく普通の高校1年、美嘉(新垣)は、携帯電話をなくしたことがきっかけで同級生のヒロ(三浦春馬)とつきあうようになる。強引に引っ張っていくヒロに強くひかれた美嘉は、ヒロとの間に新しい命を宿す。さまざまな悲劇に見舞われながらも、愛を貫こうとする美嘉だが、ある日突然、ヒロから別れを告げられる…≫
原作は、主人公と同名の「美嘉」の実体験に基づいた「恋空〜切ナイ恋物語〜」。書籍化後も100万部を超えるベストセラーにとなったが、新垣は原作を読まなかったという。「脚本を読んだ時点で、もう『痛い』という感想しか出てこなかった」。ヒロ役の三浦と号泣したという。
その新垣に「原作を読まずに、そのままで(撮影に)来てほしい」とリクエストしたという今井はTBSで「オレンジデイズ」など、若者心理を描いたドラマを演出し、定評がある。新垣については「本当に感受性豊かで、これから楽しみな女優。演じるというより自分の身を削って美嘉の『人生』をそのまま生きた。それがスクリーンに映り、見る人の心を打つ」と演技を高く評価する。
物語の中でも重要なキーワードとなる川をはじめ美しい自然の中で物語は進むが、「悲しい気持ちにならないといけないシーンが多い」撮影は、新垣にとってもつらかったようで「美嘉さんが、周りの人たちの温かさに支えられて物事を乗り越えられたように、私も撮影の合間に明るくしてくれる共演者の方やスタッフに救われた」と、苦難を乗り越える主人公の姿に自分を重ね合わせ、「自分の気持ちを素直に伝えることがどんなに大事か、ということも学びました」と話した。
他の共演者は小出恵介、香里奈、高橋ジョージ、浅野ゆう子ほか。11月3日から、TOHOシネマズ梅田ほかで公開。
10月31日16時23分配信 産経新聞
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